僕:本日は素敵なゲストをお迎えしております。
僕:こんにちは。森本恭男です。このブログを書いています。
僕:ということで本日は森本さんをゲストにお迎えしてお送りしておりますがまず早速、森本さんはツイッターでは本名のファーストネームを公開していらっしゃいますが、なぜこの場では森本さんなのでしょうか?
僕:ツイッターは何がきっかけだったか忘れてしまいましたが、確か僕の本名を勘で的中させた人がいたんですよね、顔も見たことが無い人なんですが、ありふれた名前と言えばそうだし無理なことではないですがびっくりしました。それ以来ツイッターではまあ、ブログと違ってすぐに流れていってしまうものだし、ネタにもなるしいいかなと思ってるんです。で、森本恭男、下はやすおと読むんですが、これは僕が大学生の時に作った偽名なんです。本名を出したくない時によく使ってます。
僕:なるほど。本名は出したくなんだけど、フルネームが必要な場面はありますよね。
僕:そうそう。特にネット上では。
僕:それはそうと森本さん今日はですね、森本さんの2014年を振り返って頂きます。
僕:それ前回の投稿でやりましたね。
僕:確かにそうなんですが、今回はちょっと主旨が違います。今日この日の時点での森本さんは一体どういう性質の人間であるのかということを記録しておいて、2015年が終わった時に、ああ僕は1年でこんなにも変化したなあとか、あるいはここだけは変わっていないなあということの確認の為、今日この日の森本さんについてインタビューをさせて頂きたいという企画なんです。
僕:それはいいですね。
僕:まあこのインタビュアーとしての私と応答者としての森本さんが等しい存在なので、この線引き自体に意味があるのかということもありますが。
僕:まあそこはインタビュアーとしての僕は、応答者としての僕が答えたいと思っているような問いをすればいい訳だし、応答者としての僕が答えるべきことをインタビュアーとしての僕は予定通りと思って受け止めればいい訳で、これはとても都合のいい関係だと僕は思いますよ。聞かれていないのに一人でだらだら話し続けるより、質問に答える形式の方が話を進めやすいですしね。
僕:そうですね、私も同じ意見です。
僕:当然ですね。
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僕:早速ですが森本さん、森本さんの2014年を漢字1文字で表すとなんですか?
僕:そうですね、色々あったので1文字にまとめるのに苦労しましたが、やっぱり疲労の疲ですかね。疲れたという字。
僕:去年は何かと苦労が多かったということでしょうか?
僕:多かったですね。仕事の内容も新しくなったし、家族のこともそうだし、実家を出て一人暮らしを始めたり、変化はたくさんあった年でしたね。意識はしてなかったんですが厄年? だったんですよね去年。そういう神事的なことを過度に信用している訳ではないんですが、ああなんか納得という感じはしました。
僕:一つ一つ伺っていきます。まずは仕事の内容が新しくなったということですが。
僕:そうですね、おととしは新人らしく新規営業、つまりまだお客さんじゃない人にお客さんになってくれるようにお願いをする立場だったんですが、去年からは既存顧客を任される部門に異動になりました。
僕:異動が決まった時はどう思われましたか。
僕:最初部長に呼びだされたんですよね、ちょっと今時間いいかって。社内の打ち合わせスペースじゃなくてちゃんと会議室に連れて行かれたのであーこれ異動かなと思ったんですよね。そしたらやっぱり異動で、正直新規営業向いてないなと思っていたので嬉しかったですね。
僕:異動自体は受け入れていたんですね。不安はありませんでしたか。
僕:まあ言っても新人に毛が生えた程度の年次なので不安はあっても助けてもらえるかなという気構えでいたっていうのが正直なところですね。新しい仕事の内容よりかは誰と同じ部署になるのかということの方が気になっていました。
僕:実際新しい部署に配属されてからはいかがでしたか。
僕:丸っきり仕事の内容が変わってしまったんですよね。今まで対応していた客層とか、提供していたサービスとか、そういうのが全く新しくなってしまって、去年やってきたことは一体何に活かされるんだって、かなりパニックでした。残業時間も爆発的に増えてしまって、いよいよ実家を出てもっと会社に近いところに住まないとまずいと思い始めていました。
僕:かなり苦労されたんですね、苦労した思い出ばかりですか? 何か学んだこととかうれしかったこととか。
僕;担当させて頂くことになったお客様が、これが結構会社にとっても重要なお客様で、僕の年次でここを任されていいのかという気持ちがあったんですよね、でもその半面、僕はこんなに若いのにこんなに大きな会社を相手に仕事をしているというプライドじみたものも強く感じていましたので、大変ではありましたが、大事な仕事で苦労をしている自分のことはかなり好きでした。
僕:自分のステイタスとして仕事を捉えていたということですね。
僕:そうですね、後は、会社で電話を受けた時に「○○社ですが」と電話口で言われて、ああ○○社なら××さんの担当だなって、誰宛ての電話か聞く前にわかったりするんですよね。そうやって社内で○○社は森本さんってみんなに認識されるようになると、やっぱり自分のお客さんっていう感覚がしてそれも嬉しいですね。新規営業は基本的に受注まで行ってしまうとその後は契約維持がミッションの部署へ引き継いでしまいますので。
僕:今現在お仕事の調子はいかがですか。さすがに慣れましたか。
僕:そりゃあ多少はそうだと思いますよ。残業時間も落ち着いてきましたし、こういう時はこうするっていう、何と言うか型みたいなものがわかってきましたので、頭を使う時間が減ったような気もします。
僕:2015年はこういう仕事がしたいなあという展望はありますか。
僕:基本仕事は仕事なので与えられればやるしかないという気持ちがあって、これがやりたいというのはあまりないです。
僕:ネガティブな考え方ですね、やらなくても良いならやりませんか。
僕:働かなくても生きていける状況であればそうですね、そんな訳はないので働きますが、強いて言うなら営業あまり向いていないと思うんです。
僕:どんなところが。
僕:口も上手くないし、そもそも喋るのが得意ではないですね。後は異様に汗っかきなので緊張したり焦ったりするとわかりやすく汗をかいてしまって、それが本当にコンプレックスなんです。外を回って人と会う仕事よりかは、そういう仕事の人達がどうやったら営業効率が上がるのかということを考える仕事に興味があります。
僕:やりたい仕事あるじゃないですか。
僕:いや積極的にそれをやりたいという訳ではないんです、今の仕事よりかはそっちかなっていう。
僕:なるほど、ではそういう仕事をやらせてくれる会社があったら転職を検討しますか。
僕:しないと思います、理由は色々ありますが、慣れたところから抜けるのってキツいんですよね。新しいところでまた1から慣れないといけないじゃないですか。転職は要因として決定的な何かがなければしないでしょうね。具体的にそういう状況になり得るっていうことではないんですが、例えば地方の営業所に異動させられそうになったりとか、年次に対して給与があまりにも少なかったりとか、実家や恋人の家業を継ぐ必要が出た時とか、それくらい決定的な何か。
僕:それらの可能性はあるんですか。
僕:給与はわかりませんがないでしょうね。
僕:では2015年は現状維持ということでしょうか。
僕:そうですね、現状維持。新しい仕事を覚えるのは骨が折れるので、積極的に現状維持なミッションを会社から与えられることを願っています。
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僕:ではご家族のことをお聞きします。
僕:はい。
僕:このブログでもご家族のことは触れられていますが、苦労があったようですね。
僕:そうですね。多くは言いませんがたくさん苦労はありました。
僕:苦労の内容も、多くは言わない理由もわかっていますよ。
僕:あなたも僕なので、ここはインタビュアーと応答者が等しい存在であることの利点ですね。
僕:そうですね。ご家族との今の関係はいかがですか。
僕:まあ悪くはないと思いますよ。元々僕自身が家族といても全く喋らない質なので、両親は僕のことを心配している様子であると妹からはよく聞いていますが、僕が両親との会話をあえて避けるという状況からは脱しましたので、一番底からは上昇したはずです。
僕:以前は会話もできなかったんですか。
僕:はい。理由は色々あるんですが、僕が許容できる範囲をもう超えてしまっていたというか、このままじゃ僕という存在が危ういと思って、自衛の為にそうせざるを得なかったんです。
僕:その状況を脱したのは何がきっかけでしたか。
僕:実家を出る決意をしたことですね。就職活動をしていたころは家族の為に実家から通える会社を選ぶ気概があったんですが、そうも言っていられなくなって部屋を探して、それでいざ出ますというのも勝手に出ていく訳にはいきませんので家族と話す必要があるじゃないですか。保証人のこととかもありますし。酷い家族会議になりましたが、まあそこで色々なことをぶっちゃけられたのが今になって考えると良かったんだと思います。
僕:ご家族の問題は解決に向かっているのでしょうか。
僕:死ぬまで解決しないと思います。病気のことを「家族だと思って付き合っていきます」と言う人がいますが、家族って色々なことを許容していかないといけないんですよね、僕の理屈では両親のことを許容しているつもりですが、両親の理屈では僕のことについて許容をしている部分があるんだと思っていて、それはかなり腹の立つことではありますが、まあこういうことは前向きに諦めるしかないんだと思います。やれやれみたいな気持ちで。
僕:森本さんは妹さんのことを大切にされていますが。
僕:妹には大変な感謝をしていますよ。きっと一生その気持ちは変わらないと思います。いつも一番近いところにいてくれましたからね。
僕:ご実家を離れられて妹さんとはいかがですか。
僕:僕は結構一人暮らしを満喫しています。一人暮らしじゃなきゃ出来ない自由なことをやれていますし、実家はかなり過保護な家なので自由にできることってあまりなかったんですよね、それから解放されたってのがかなりうれしくて、今日は何を食べるとか、今日は着替えないまま眠ってしまうとか、そういう全部の自由がうれしくて、後は幸いにも人間関係には恵まれていて、親しい人がたくさんいてくれるので寂しいとかは全然思いません。その半面妹はまだ檻の中にいるという気持ちが強くあって、残してきてしまったな、大丈夫かなといつも心配しています。妹の一番身近で一番頼れる大人でいたいといつも思っています。
僕:2015年のご家族はどうなるでしょう。
僕:妹が就職活動をするんです。妹は特に両親から大事にされて、もとい過保護にされているのでその話題で持ち切りになることは確かです。
僕:ご両親に望むことはありますか。
僕:妹が頼った時だけ手を差し伸べるようにしてほしいです。自分から助けに行くんじゃなくて。
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僕:2014年の重要なトピックスと言えばやはり一人暮らしですよね。
僕:そうですね、変に凝り性なのでどんな部屋にどんな家具をどう配置するかとか、かなり頭を使いましたね。
僕:先ほどかなり満喫されているとお聞きしましたが。
僕:やっぱり壁一面の本棚は我ながら圧巻ですね。何かを並べたり集めたり、そういうのが好きなんだなと改めて実感しました。後はよくお客さんも来てくれますね。実家に人を招く時って、実家って家族の共有空間じゃないですか、一人暮らしの部屋に人を招くのって、完全に僕だけの城に来てもらう状態なので、森本家じゃない、森本恭男家に来てもらってるという感覚がたまりません。部屋ってやっぱりその人の個性というか、性格が出ると思うんです。僕ってこういう人間なんだって来た人に知ってもらえるような感覚があって、それがかなりぞくぞく来ます。
僕:部屋をもってして自分を表現しているんですか。
僕:あえてそうしているんじゃなくて、自然にそうなるはずなんです。部屋に人が来ると、否応なく家主の性質がわかってしまうと言うか。
僕:部屋を見られるのは恥ずかしくないですか。
僕:まったく恥ずかしくないですね。
僕:2015年、森本さんの生活はどうなりますか。
僕:これもやはり現状維持ですかね、今自分で家賃を払って実家じゃないところで生活を出来ている状況の維持が目標です。今の環境にかなり納得をしているので、このままでいたいです。
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僕:ここまで色々なことをお伺いしてきましたが、最後に総括として2015年をどういう1年にしたいか、そういう1年になりそうかというお話で締めたいと思います。
僕:まあ現状維持が本当に目標ですね。
僕:2014年の締めはかなり良い状態だったということですね。
僕:そうですね、あれをやっておけばってことが無かったので、良かったと思います。
僕:今年の運勢はどうでしょう、初詣には行かれましたか。
僕:はい。おみくじは小吉でした。
僕:内容はいかがでしたか、というよりそういうものを信じますか。
僕:深く信じはしませんが、良い結果が出ればうれしいですよね。2014年のおみくじって、転居するなという内容だったんですが、思いっきり転居してしまいました。後は恋愛は父母に相談せよとか、普通の話もままならないのにそれは無理だろうみたいな、そういうのが印象的でした。今年はまあ良くも悪くもないですね、特に印象深い項目もないです。
僕:では現状を維持するためにこういうことをしようとか、これを心がけようとか、そういう目標はありますか。
僕:それはお金ですね。
僕:貯金ですか。
僕:今年で25歳なんです。堅実であるためにはやはり土台は必要ですから、お金は貯めたいですね。でも好きなことに使うお金を減らしすぎたりはしたくない。ってことはやっぱり現状維持なんですけど、もういい大人なので、お金は貯めたいです。
僕:現在の貯金状況はいかがですか。
僕:実家暮らしが長かったので悪くはないと思います。タバコも吸わないしギャンブルもしないのでお金は貯まる性格性質だとは思いますが、家賃に結構取られているので、一気に大きくお金が貯まることもないですね。あまり目標額とかも考えないで、細々貯金をしていきたいです。
僕:何にお金を使うことが多いですか。
僕:趣味の漫画と衣服、後は交際費ですね。それと昼食代、会社の近くの昼飯屋は平気で一食千円とか持って行くのでこの辺りはキツいです。
僕:では2015年はこのあたりの費用は削っていくということで。
僕:削れる部分は何とか。でもここも現状維持ですかね。
僕:森本さんが現状を維持したまま2015年の年末を迎えられることを願っています。
僕:ありがとうございます。
僕:本日は森本恭男さんにお話を伺いました。
僕:ありがとうございました。今年もこのブログをよろしくお願いします。
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僕:去年書いた文章を今年の僕が読むと、その考え方の違いに愕然とする。そういうことがよくあります。年始の僕を年末の僕が読むとどうなるのか、こういう書き方をしたことについてもどう思うのか、それがとても気になります。変わったと思うということは成長したということかも知れないし、逆に1年前の僕が幼かったということの証明にもなってしまうので、もしかしたらすごく恥ずかしいかも知れない。でもそういう感覚も大事なような気がする。